最新記事

妖怪図鑑

唐傘お化けは、正式にはからかさ小僧と呼ばれる傘の妖怪で、一つ目・一本足・長い舌・下駄履きという姿が定番です。夏祭りのお化け屋敷やアニメで見た、あの一つ目一本足の傘の怪異は、唐傘が古い道具から化けた付喪神だと知ると、見え方ががらりと変わります。

妖怪図鑑

磯女は、九州西部の長崎や熊本などの沿岸に広く伝わる女の妖怪で、海岸や河原に美女の姿で現れるとされます。長い黒髪を相手にまとわりつかせ、その毛を伝って生き血を吸うという手口が伝わり、まず「海辺の美女が実は血を吸う妖怪だ」という強い像を読者に印象づける存在です。

妖怪文化・民俗学

方位除けとは、九星気学において生年で定まる本命星がその年の方位盤で凶方に回座した際、移動に伴う災いを避けるために受ける祈願である。引っ越しや新築、転居、開業、結婚といった節目で耳にするこの習慣は、単なる占いというより、千年以上前の陰陽道に源を持つ方角への配慮として受け継がれてきました。

妖怪図鑑

二口女は、後頭部にもう一つの口を持つ女性の妖怪です。前から見ると普通の女性に見えるのに、髪をかき上げると歯と舌をそなえた口が現れ、長い髪を蛇のように動かして食べ物をその口へ運ぶとされます。

妖怪図鑑

覚(さとり)は、飛騨・美濃の深山に住むと伝わる妖怪で、人の心を読むことを最大の特徴とする。山中で出会った相手の考えを口に出す前に言い当てるため、古くから「心を読まれる恐怖」を背負った存在として語られてきた。

妖怪文化・民俗学

注連縄は、神社の鳥居や社殿でよく目にする神道の祭具で、紙垂をつけた縄によって神聖な区域とその外側を分ける「標(しめ)」である。古事記に記される天岩戸神話では、天照大神が岩戸を出た後に布刀玉命が縄を張り、再び閉じこめない境界を作ったとされ、ここから注連縄の原型が見えてきます。

妖怪文化・民俗学

塩の清めとは、玄関の盛り塩や葬儀後の清め塩、相撲の塩まきに共通する、穢れを祓い清めるための民俗的な作法です。伊邪那岐命が海水で穢れを落とした古事記の禊神話をはじめ、平安期の陰陽道、さらに盛り塩に結びついた中国由来の客寄せ故事まで、塩の風習には複数の起源が重なっています。

妖怪図鑑

鎌鼬は、転んだ覚えもないのに皮膚が鎌で切ったように裂ける現象であり、同時にその正体を旋風に乗って人を斬る見えないイタチや風神、悪神に求めた妖怪でもあります。信濃・越後を中心に伝承が濃く、越後では越後七不思議の一つにも数えられてきました。

妖怪図鑑

朧車は、鳥山石燕が今昔百鬼拾遺の「霧」の巻に描いた牛車の妖怪で、半透明の車体の前面に巨大な人の顔が浮かぶ異形として知られます。古くから語り継がれた怪談というより、石燕が画讃とともに造形した創作色の強い妖怪であり、ゲームやアニメで見かける印象とは原典の姿が少し違います。

都市伝説

学校の七不思議は、トイレの花子さん、走る二宮金次郎像、夜に動く人体模型、目が光るベートーベンの肖像画、誰もいない音楽室で鳴るピアノ、12段が夜に13段へ増える階段、開かずの間という7つを核にした学校怪談の総称です。

都市伝説

牛の首は、聞いた者が恐怖で身震いし、三日と経たず死ぬと語られてきた怪談である。けれど肝心の本文は残っておらず、今に伝わるのは題名と「無類に怖かった」という評判だけです。

都市伝説

猿夢は、2000年8月2日に2ちゃんねるオカルト板の洒落怖初代スレッドへ書き込まれた、一晩の夢の記録という体裁を持つネット怪談です。作者不明のまま20年以上語り継がれてきたのは、無人駅から「お猿さん電車」に乗るという奇妙な導入だけでなく、走行中に活づくり、えぐり出し、ひき肉といった残虐な停車予告が流れ、