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見越し入道とは|見上げるほど巨大化する妖怪の正体と退散法
見越し入道は、夜道や坂道の突き当たりに僧の姿で現れ、見上げるほど背丈が伸びていく妖怪です。江戸前期の怪談集宿直草巻一「見こし入道を見る事」にも記され、正体をタヌキの化けとする語りが残ります。名は「見越す」「見上げる」に由来し、見上げると大きくなる妖怪の代表格として、古くから全国で語られてきました。
人面魚とは|顔に見える鯉の正体と謎
人面魚は、1990年(平成2年)春の山形県鶴岡市・善宝寺の貝喰の池で広く知られるようになった、鯉の模様が人の顔のように見える現象です。写真週刊誌フライデーが読者投稿写真を載せ、続いて東京スポーツが同年6月12日付で報じたことで、噂は全国へ一気に広がりました。
鬼婆(安達ヶ原)とは|黒塚伝説の正体
安達ヶ原の鬼婆は、京で姫に仕えた乳母・岩手が、陸奥国安達ヶ原の岩屋で鬼へ変わったという伝承である。平兼盛の和歌に始まる黒塚の名と、恋衣を手にかけて我が娘と孫だったと知る悲劇が重なり、この話は最初から怪物を描くのではなく、人がいかにして鬼になるのかを描く物語として読めます。
大百足とは|俵藤太の百足退治伝説と正体
大百足は、滋賀県の三上山に七巻半も巻きつくと伝わる巨大な妖怪ムカデであり、平安中期の武将・俵藤太こと藤原秀郷がこれを退治した話として知られます。太平記や俵藤太物語御伽草子に見える異同を踏まえると、この伝承は単なる怪異譚ではなく、
唐傘お化けとは|傘の付喪神の正体
唐傘お化けは、正式にはからかさ小僧と呼ばれる傘の妖怪で、一つ目・一本足・長い舌・下駄履きという姿が定番です。夏祭りのお化け屋敷やアニメで見た、あの一つ目一本足の傘の怪異は、唐傘が古い道具から化けた付喪神だと知ると、見え方ががらりと変わります。
磯女とは|海辺に現れる女の妖怪の正体と伝承
磯女は、九州西部の長崎や熊本などの沿岸に広く伝わる女の妖怪で、海岸や河原に美女の姿で現れるとされます。長い黒髪を相手にまとわりつかせ、その毛を伝って生き血を吸うという手口が伝わり、まず「海辺の美女が実は血を吸う妖怪だ」という強い像を読者に印象づける存在です。
方位除けとは|民俗と陰陽道で読み解く方角の禁忌
方位除けとは、九星気学において生年で定まる本命星がその年の方位盤で凶方に回座した際、移動に伴う災いを避けるために受ける祈願である。引っ越しや新築、転居、開業、結婚といった節目で耳にするこの習慣は、単なる占いというより、千年以上前の陰陽道に源を持つ方角への配慮として受け継がれてきました。
二口女とは|後頭部に口を持つ妖怪の正体
二口女は、後頭部にもう一つの口を持つ女性の妖怪です。前から見ると普通の女性に見えるのに、髪をかき上げると歯と舌をそなえた口が現れ、長い髪を蛇のように動かして食べ物をその口へ運ぶとされます。
覚(さとり)人の心を読む山の妖怪
覚(さとり)は、飛騨・美濃の深山に住むと伝わる妖怪で、人の心を読むことを最大の特徴とする。山中で出会った相手の考えを口に出す前に言い当てるため、古くから「心を読まれる恐怖」を背負った存在として語られてきた。
注連縄の意味と由来|民俗と陰陽道で読み解く
注連縄は、神社の鳥居や社殿でよく目にする神道の祭具で、紙垂をつけた縄によって神聖な区域とその外側を分ける「標(しめ)」である。古事記に記される天岩戸神話では、天照大神が岩戸を出た後に布刀玉命が縄を張り、再び閉じこめない境界を作ったとされ、ここから注連縄の原型が見えてきます。
塩の魔除け|盛り塩と清め塩の民俗と陰陽道
塩の清めとは、玄関の盛り塩や葬儀後の清め塩、相撲の塩まきに共通する、穢れを祓い清めるための民俗的な作法です。伊邪那岐命が海水で穢れを落とした古事記の禊神話をはじめ、平安期の陰陽道、さらに盛り塩に結びついた中国由来の客寄せ故事まで、塩の風習には複数の起源が重なっています。
鎌鼬(かまいたち)とは|旋風が斬る妖怪の正体
鎌鼬は、転んだ覚えもないのに皮膚が鎌で切ったように裂ける現象であり、同時にその正体を旋風に乗って人を斬る見えないイタチや風神、悪神に求めた妖怪でもあります。信濃・越後を中心に伝承が濃く、越後では越後七不思議の一つにも数えられてきました。