世界の怪物・妖精

ドラゴン・バンシー・チュパカブラなど、世界各地の伝説的存在

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世界の怪物・妖精

九尾の狐は中国の山海経を起源に、日本では玉藻前と殺生石、韓国ではクミホとして独自に発展した伝説の霊獣です。2022年に那須の殺生石が割れた事件の背景も含め、中国・日本・韓国の三か国の伝承を年表と比較表で整理します。

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吸血鬼の起源を一本の系譜で説明すると、かえって見誤ります。現代のヴァンパイア像は、古代に広く見られる吸血怪異の前身モチーフ、1645年のレオ・アラティウスに始まる記録化、1730年代の東南ヨーロッパ由来の「vampire」定着、さらにポリドリレ・ファニュストーカーからムルナウ、

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倫敦の人狼(1935年)と狼男(1941年)を続けて見ると、同じ狼男映画でも、満月や銀、噛まれて感染するといったおなじみの設定がまだ揺れていたことにすぐ気づきます。

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神社の龍彫刻を見上げた直後に、西洋ファンタジー映画のドラゴンを思い出すと、「なぜこちらは翼がなく、あちらは翼を広げて火を吐くのか」という疑問が自然に浮かびます。この記事は、そんな素朴な違和感を入口に、世界各地のドラゴン伝説がどこから生まれたのかを、

世界の怪物・妖精

チェンジリングとは、妖精やトロールにさらわれた人間の子の代わりに置かれる「取り替え子」を指すことが多く、文脈によっては奪われた側の子も含む語です。アイルランド、スコットランド、スカンディナヴィアでは伝承の内容や対応法に違いが見られ、育児不安・病・貧困といった社会的背景が伝承に反映されています。

世界の怪物・妖精

ゴーレムは、泥の巨人や石のモンスターとしてひとまとめに語られがちですが、実際には「未完成なもの」を指す聖書・タルムードの語義、プラハの守護者として育った近世の民間伝承、そして映画やゲームが広げた現代創作の像が折り重なった存在です。

世界の怪物・妖精

同じ「怪物」と訳されることがあっても、日本の妖怪と西洋のモンスターは同じ箱に入る存在ではありません。平安時代(794-1185年)以来の怪異観や、アニミズムと結びついた生活世界の異変としての妖怪に対し、西洋のモンスターは神話・悪魔学・怪物譚の系譜から、種族や脅威として輪郭づけられてきました。

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スノッリのエッダのエルフに触れた直後、指輪物語を並べて読むと、自然や豊穣に近い半神的存在と、高貴で長命な種族としてのエルフのあいだに、思った以上の落差が立ち上がります。エルフとドワーフを「ファンタジーの定番種族」として知っている読者ほど、このずれは見過ごせません。

世界の怪物・妖精

ゲームやホラー作品で襲う怪物として扱われることもありますが、伝承の中心はアイルランド語のbean sí / bean sidheに連なる「死を予告して嘆く女性的存在」です。