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都市伝説

全国の心霊スポットは、100選や125選といった煽りで並べられることが多いが、常紋トンネルのように1912年着工の土木史や1970年の補修工事で見つかった人骨まで含めて見ると、ただ怖い場所として片づけるには重みが違います。

妖怪文化・民俗学

盛り塩は、皿に塩を円錐状に盛って玄関先や店先に置く、日本の民俗的な風習である。各地でフィールドワークを重ねるなかでも、玄関に置く店と神棚まわりに供える家庭とでは、同じ盛り塩でも意味の重心が少しずつ違って見えました。

妖怪文化・民俗学

鬼門とは、北東の方角をさす家相・陰陽道の概念であり、裏鬼門はその真逆の南西に置かれます。家相では北東45度を中心に前後30度、計60度ほどの帯で鬼門を見なし、家やまちを貫く鬼門線が対角線として意識されてきました。 鬼門が忌まれた理由は、単なる迷信としてではなく文化史として読むと見えてきます。

妖怪図鑑

天邪鬼は、悪鬼神もしくは小鬼に分類される日本の妖怪で、他人の心を探っては逆らい、物まねを得意とする存在です。そこから転じて、今では「へそ曲がり」を指す日常語としても定着しましたが、その語源が妖怪そのものにある点に、この話の面白さがあります。

妖怪図鑑

垢嘗(あかなめ)は、風呂桶や風呂場にたまった垢を舐める日本の妖怪です。夜、人が寝静まったあとに汚れた湯殿へ現れますが、垢を舐める以外に何もしない無害な存在として伝わってきました。

妖怪文化・民俗学

五芒星は、陰陽道で安倍晴明に結びつく魔除けの印である。晴明桔梗、あるいは安倍晴明判紋とも呼ばれ、京都の晴明神社では境内の随所にその形が配されてきました。五芒星が守りの図形とされた背景には、陰陽五行の相剋を結んだ星形という論理と、一筆書きで閉じることで魔が入り込む隙を断つという図形的な解釈の二つがあります。

妖怪文化・民俗学

護符とは、神社や寺院で頒布される神札や守札を含む総称であり、家に祀るお札と持ち歩くお守りを機能で分けて考えると、その輪郭が見えてきます。平城京跡の木簡や伊場遺跡の呪符木簡に残る文字は、この札の歴史が奈良・平安のはるか以前から続いていたことを示し、古墳石室の魔除け図像まで視野に入れると、

妖怪図鑑

海坊主とは、夜の海で穏やかだった海面が突然盛り上がり、黒い坊主頭の巨人として現れて船を転覆させると語られてきた海の妖怪である。愛媛や島根、長崎、鹿児島など沿岸各地に伝承が残り、江戸中期の斎諧俗談や甲子夜話にも姿が見えるため、単なる地方の怪談ではなく長く語り継がれた存在だとわかる。

妖怪図鑑

産女(うぶめ)とは、難産や産褥で死んだ女性の霊とされる日本の妖怪で、血に染まった腰巻をまとい赤子を抱え、橋や辻、渡し場のような境界の地に現れる存在です。今昔物語集に名が見える平安期の伝承を起点に、産女は子を抱いてくれと通行人に頼む怪異として語られ、まず「何者か」を押さえるだけで、

妖怪文化・民俗学

幽霊は、柳田國男が民俗の視点から整理したように、妖怪とは異なる来歴と振る舞いをもつ存在である。出没場所が固定されず、恨む相手を追い、丑三つ時に現れるとされる点に、妖怪との違いが表れます。

妖怪文化・民俗学

守護霊は、1920年代に欧米の心霊主義から入った比較的新しい概念であり、先祖供養と同じものとして語るには起源が異なります。お盆に帰省して仏壇に手を合わせるとき、これは守護霊に祈っているのか、先祖に祈っているのかと立ち止まる感覚には、実はこのずれがそのまま映っています。

妖怪図鑑

濡れ女とは、海や川などの水辺に現れる女妖怪で、上半身は女性の顔と長い黒髪、下半身は蛇という人面蛇身の姿を基本とします。名は髪がいつも濡れていることに由来し、この濡れた髪のイメージが妖怪像を強く形づくってきました。