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土蜘蛛とは|源頼光の土蜘蛛退治と正体
土蜘蛛とは、古代の古事記日本書紀に見える土着民としての呼称と、平安期の源頼光説話に現れる巨大な蜘蛛の妖怪という、二つの顔を持つ存在です。神武東征の「土雲八十建」や、高尾張邑の土蜘蛛を葛の網で討ったという伝承までさかのぼると、もともとはヤマト王権に従わない在地勢力を指す言葉だったことがわかります。
お祓いと除霊の違い|俗信と伝承を読み解く
お祓いは、神道において穢れを祓い、心身を清浄に戻すための儀式である。神社で厄払いや地鎮祭を受けても、白い大麻(おおぬさ)や塩湯の意味まで確かめないまま帰った経験がある人は少なくないでしょう。
水子供養の俗信と伝承|成立史を読み解く
水子供養は、流産・死産・中絶や夭逝した胎児や乳児を悼む供養であり、現在の形が1970年代以降に全国へ広がった比較的新しい習俗だとされています。仏教の側にも本来「水子の祟り」という教義はなく、各地の墓地や霊場で赤い前掛けと風車に囲まれた水子地蔵に出会うと、その姿は古い伝統というより、
船幽霊とは|海難者の怨霊と柄杓の伝承
船幽霊は、海で溺死や難破に遭った者の霊が怨霊化したとされる、日本各地に伝わる海の妖怪です。江戸時代の怪談や民俗資料にもたびたび現れ、鳥山石燕の今昔画図続百鬼や絵本百物語にも姿を見せます。 この怪異でとりわけ印象的なのは、「柄杓をくれ」と迫る点でしょう。
山姥とは|山の老婆の妖怪と昔話の正体
山姥は、やまうば・やまんばと二通りに読まれる深い山の老女の妖怪で、東北から九州まで広く語られてきました。民俗学のフィールドワークで各地を歩くと、まんが日本昔ばなしで親しんだ怖い山姥が、現地では福をもたらす存在として祀られている例に出会い、その落差こそがこの存在の核心だと分かります。
生霊とは何か|俗信と伝承を読み解く
生霊とは、生きている人間の強い恨みや嫉妬が魂の一部を体から離れさせ、他者に憑くとされる怪異である。死者の霊である死霊・怨霊とは明確に異なり、平安以来の総称である物の怪の中でも、生者の感情がそのまま祟りのかたちを取る点に特徴があります。
結界とは|民俗と陰陽道で読み解く境界の力
結界とは、聖なる領域と俗なる世界を区切る境界を指す仏教由来の語であり、梵語 sīmābandha に遡る。創作で見かける攻撃的なバリアとは違って、もともとは内側の聖性を守るための線引きだったのです。
心霊写真とは|歴史と俗信・科学の視点
心霊写真とは、霊や死者、神仏が写り込んだとされる写真で、被写体の一部または全部が写らない欠損型まで含む広い概念です。しかも「心霊写真」という呼称自体は、1970年代半ばのオカルトブーム期に日本語として定着した比較的新しい言葉であり、怖い昔からある何かとしてひとまとめにすると実態を見誤ります。
ラップ音とは|俗信と伝承で読み解く正体
ラップ音とは、誰も触れていない壁や家具から響く「パキッ」「ピシッ」という音を、心霊現象の文脈で呼ぶ言葉である。語源は英語の rap にあり、19世紀アメリカの心霊主義、とりわけ1848年のニューヨーク州ハイズビルのフォックス家で広まった交霊騒動と切り離せない。
ポルターガイストとは|俗信と伝承の正体
ポルターガイストは、ドイツ語の poltern(騒々しい音を立てる)と Geist(霊)を合わせた語で、日本語では騒霊と訳される。誰も触れていないのに物が動き、叩く音や物音が繰り返し起こる現象を指し、まずは「騒がしい霊」という輪郭をつかむところから話が始まる。
地縛霊とは|俗信と伝承から読み解く正体
地縛霊は、死亡した土地や建物から離れられない霊を指す俗信上の概念であり、浮遊霊と対で語られることが多い言葉です。もっとも、これは古くからの妖怪語ではなく、1970年代の心霊ブームのなかで広まった比較的新しい表現だとされています。
2ちゃんねる発の怖い話|洒落怖の名作と歴史
洒落怖は、2000年8月2日に2ちゃんねるのオカルト板へ立てられた「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」スレッドを源流とするネット怪談である。実話、伝聞、創作が真偽を問わず交じり合う場として始まり、やがて読者の評価で磨かれる大きな怪談圏へ育っていった。